10月23日(土)
「奴国王・伊都国王と前漢鏡」
講師 福岡大学 4年 仲田 美乃里さん
前漢鏡とは、銅剣・銅矛などの青銅器類と
セットで弥生時代中期にもたらされたもので
日本でも早い段階で鏡の生産がはじまっていた
ことがわかるそうです。
北部九州で出土した鏡について
説明いただきました。
「芦屋から博多へ ~鐘からみた鋳物師の系譜~」
講師 福岡大学修士2年 大重 優花さん
梵鐘とは、寺院などで使用される釣鐘のことで
仏教法具の一種。日本にある梵鐘はその製作地
によって、3つに大別できるそうです。
芦屋釜は、筑前国芦屋津金屋(現在の遠賀郡芦屋町付近)
で製作された、天下に知られた茶の湯釜の名品である。
その職人集団は、芦屋鋳物師と呼ばれ、仏教具を中心と
する鋳物製品を製作したそうです。
幕末の大砲鋳造技術は、基本的には梵鐘鋳造で培われた技術の応用であったことが明らかになったが、
その基礎となる梵鐘製作技術の解明はまだ途上にあるそうです。