歴史散策部 12月20日(土)
今回のテーマ
・ヨーロッパ中世末期の生殖と医療
・高麗島伝説
🔷 ヨーロッパ中世末期の生殖と医療
中世後期のヨーロッパ社会において、出産は非常に高い危険性を伴う事で母子共に命のリスクがある中、産婆(助産を担う女性)は、出産の手助けをするだけでなく、経験や知恵を生かして、お母さんたちを支える、とても重要な役割を果たしていました。
また、不妊は跡継ぎ不在による家系断絶の危機として捉えられ、社会的・精神的にも大きな重圧を伴っていたことが理解できました。
🔷高麗島伝説
中国・西沙諸島において、宋・元代の水中遺跡が発見されたことをきっかけに、「良質な陶磁器を生産していた島が沈んだ」という沈島伝説が生まれ、この伝説は海上交易を通じて西九州へと伝播し、更には、陶磁器と結びついた伝説(高麗島伝説)として地域の語りに取り込まれていったとの事です。
実際の考古学的発見が、人々の想像力によって物語化され、海を越えて伝承として広がっていく過程は非常に興味深く感じられました。海と人、そして陶磁器という「もの」が歴史をつないでいることを感じました。
講師のご協力をいただきました
福岡大学人文学部歴史学科教授 古澤義久先生と福岡大学大学院の学生さん、ありがとうございました。
今年度最後の歴史散策部でした。
来年度は、
1月17日(土)10:00〜12:00
⭐︎太鼓形埴輪の分布と概要
⭐︎装飾古墳と壁画古墳
です。どうぞお楽しみに😁

