2022年12月24日土曜日

12月の歴史散策部

 12月24日(土)

講師 福岡大学2年 井内 達也さん

「縄文時代の釣針」

縄文時代(水田稲作以前の土器を持つ
採集狩猟漁撈を中心とした時代)の
漁撈具について説明していただきました。


釣針には獣骨製と鹿角製があり、
九州では、鹿角や猪牙を利用したものが
見られるそうです。


九州では、海域により対象とした魚類に
違いがみられ、釣針にも違いがあるそうです。
また、内陸部の遺跡でもフナやヤマメなどの
魚類が出土しているのだとか。


釣針としての用途以外にも、
漁撈民の副葬品としてや
祭祀具として用いられたと考えられるものも
出土しているそうです。