☘️歴史散策部 1月17日(土)
🔷多久聖廟からみる江戸時代の儒学と社会
多久聖廟は、宝永5年(1708)に多久茂文によって建てられた孔子廟で、孔子像をまつり、人々に「敬う心」を大切にしてもらうことを目的とした施設です。現存する聖廟の中でもとても古く、国の重要文化財に指定されています。
講座では、多久聖廟を通して、江戸時代の人々がどのように儒学を学び、日々のくらしや社会の中で生かしていたのかについて、わかりやすい説明がありました。儒学が、考え方や行動の指針として、地域の人々の生活に深く根づいていたことを知ることができました。
また、講師が多久聖廟を訪れた際に偶然敷地内で見つけた桔梗紋軒丸瓦についても紹介がありました。この瓦が創建当時のものかどうか、など今後さらに研究を進めていく予定とのことです。
瓦を見つけ、「これはいつの時代のものだろう?」と紐解いていくお話しを聞いていると、自然と歴史の世界に引き込まれました。歴史を「知識」ではなく、「実感」として、捉えることができ、身近なものから歴史につながる様子にとてもワクワクしました。
なお、この研究内容は、今後『七隈史学』に掲載される予定とのことです。続きが気になる方は、ぜひ手に取ってご覧ください。
🔷歴史へのアプローチ
講座では、私たちの身近な地域に残る遺跡や古墳などを例に、歴史の見方や楽しみ方についてお話がありました。宝台団地では弥生時代のかめ棺が見つかっており、また老松神社には前方後円墳があることが紹介され、参加者からは驚きの声が上がりました。板付遺跡や金隈遺跡の話も交えながら、普段何気なく歩いている近所に、たくさんの歴史が残されていることを知る機会となりました。
講師からは、大学時代に経験した発掘調査のエピソードも紹介され、現場での体験に基づいた「生きた話」に、参加者は熱心に聞き入っていました。
また、墓のつくりや当時の食生活、土器の使われ方などを通して、人々のくらしの様子がわかりやすく説明されました。たとえば、どんぐりを保存するための穴が、時代とともに袋のような形のたて穴へと変化していったことや、保存のために、どんぐりを入れる前に穴の中を一度焼いていたことなど、昔の人の知恵や工夫には感心させられました。
身の回りには、歴史を楽しむための題材がたくさんあります。少し見方を変えるだけで、日常の中にある過去のくらしや知恵を感じられる、そんな気づきを与えてくれる講座でした。
講師のご協力をいただきました福岡大学の学生さんと石橋玲さん誠にありがとうございました。
さて、次回は
2月21日(土)10:00〜12:00
テーマ
⭐︎滑石製石鍋について
⭐︎宋風獅子
です。
ぜひ多くの皆さまのご参加をお待ちしております😃
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