6月18日(土)
「墨書陶磁器と博多綱首」
講師 福岡大学3年 中村 智哉さん
博多綱首とは、博多津唐房(チャイナタウン)
に居住し、貿易を進めた宋商人で、
中国との間を往来して貿易を行っていた。
陶磁器の裏に墨で書かれた墨書陶磁器は、
運搬の際に貨物の識別のための
ラベルのような役割を果たしていた。
「天目茶碗と博多」
講師 福岡大学3年 景山 千裕さん
中国では、古来より茶は苦く薬味と混ぜて
薬用として飲まれていた。
茶の粉末に湯を入れて煎じるもので
いわゆる”煎茶法”とよばれるもの。
その碗を選ぶ際に、色と保温性が重視され
天目茶碗が重宝された。